滅菌とは、芽胞を含むすべての微生物を殺滅することを意味します。
無菌性保証水準（sterility assurance level：SAL）が滅菌に求められる品質とされ、微生物の生残確率10の-6乗が要求されています。

代表的な滅菌方法には

水蒸気（水）を用いた「蒸気滅菌」、比較的低温で行える「酸化エチレンガス（ethylene oxide gas：EOG）滅菌」、比較的低温かつ短時間での滅菌が可能である「過酸化水素ガス（プラズマ）滅菌」などがあります。

【参考文献】

特定非営利活動法人　バイオメディカルサイエンス研究会編（2011）、『バイオセーフティの原理と実際』医学評論社、p.99。

谷野雅昭（2017）、「消毒と殺菌」『日臨床会誌 』第37巻、第5号、pp.702-705。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/37/5/37_702/_pdf/-char/ja, pp.704-705