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Apr. 2021
いくつもの効果を発揮するビタミンC
ビタミンCというと、レモンや美肌…などが思い浮かびます。実際にビタミンCには嬉しい効能が数多くあります。ビタミンCとは、どのようなものなのでしょうか?
🍋いくつもの効能発揮のビタミンC✨
水溶性ビタミンの一つで、人の体内では作ることのできないビタミンの一つです。
ビタミンCは、メラニンの色素沈着を防ぐため、美肌効果が期待できます。また、コラーゲンの合成を助け、しわを予防します。
抗酸化ビタミンに含まれ、活性酸素の増加を抑えて老化を予防します。がんや動脈硬化などの予防も期待されています。
さらに、体内に侵入した病原菌を攻撃する白血球の働きを強化し、ビタミンC自体も病原菌を攻撃して免疫力を高めます。
ビタミンCは、さまざまなストレス(暑さや寒さ、睡眠不足、喫煙、緊張、不安など)を解消するために必要な神経伝達物質や抗ストレスホルモンの生成に必要です。そのため、ビタミンCをしっかり摂ることでストレスを緩和することができます。
他にも、鉄やカルシウムの吸収を助けるため、貧血予防や骨粗鬆症の予防に役立ちます。
2020年度版 日本人の食事摂取基準では、推奨量として男女ともに12歳以上で100㎎/日です。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こす壊血病を発症します。その他にも、疲労倦怠、イライラ、貧血、筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などがあります。水溶性のため、過剰症は起こりにくいと考えられていますが、サプリメントの摂取には注意しましょう。
🍋ビタミンCが多く含まれている食材🍴
パプリカ、ピーマン、ブロッコリー、菜の花、キウイ(特にゴールドキウイ)、いちご、柿などに多く含まれています。ビタミンCは水溶性のため、汁物やスープに使用し全部飲むことで、有効的に摂取することができます。
参考文献
厚生労働省HP「2020年度版 日本人の食事摂取基準 -ビタミン(水溶性ビタミン)ー」https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586563.pdf (2021年1月29日アクセス)。
厚生労働省HP「e-ヘルスネット 抗酸化ビタミン」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-008.html (2021年1月29日アクセス)。
厚生労働省HP「1ストレスとは」https://kokoro.mhlw.go.jp/nowhow/nh001/(2021年1月28日アクセス)。
文部科学省HP「食品成分データベース」https://fooddb.mext.go.jp/index.pl(2021年1月28日アクセス)。
山本格(2008年)、「安定・持続型ビタミン C の発明から大学発ベンチャーの立ち上げと保健機能性食品の誕生までの道程」、『日薬理誌』Vol.132,p.160~165 https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/132/3/132_3_160/_pdf(2021年1月29日アクセス)。