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Sep. 2022
衣類害虫はどこから入ってくる?意外な侵入経路に注意しよう!!
「衣類害虫はうちには入ってこないはず」と、なんとなく思っていたりしませんか?
実は、どんな家でも衣類害虫が侵入してくる可能性があります!
今回は、衣類害虫の侵入経路についてお話します。
■衣類害虫とは?
衣類害虫とは、衣類を食べる虫のこと。
日本ではこの4種類が主な衣類害虫とされています。
それぞれの種類について、詳しくはこちらの記事をご覧ください!
■屋外での生息場所
衣類害虫は、建物の床下や樹木の陰、鳥やハチの巣の中に生息し 、昆虫や小動物の死骸を食べています。 人間にとっては忌まわしい存在の衣類害虫ですが、自然界では掃除屋 としてとても大切な役割を担っています。
■侵入のタイミング
それでは、普段屋外で生活している衣類害虫は、どうやって人の家に侵入するのでしょうか?
今回は、衣類害虫4種類の中でも特に気を付けたい、ヒメマルカツオブシムシを中心にお話します。
1.花を家に持ち込む時
ヒメマルカツオブシムシの成虫は花に飛来する習性があり、中でも淡青色、白、黄の色を好みます。 そのため、花屋で購入した鉢植えや庭で摘んだ花などを家の中に持ち込む際に、一緒に連れて入ってしまうことがあります。
2.帰宅する時
歩いている時や公園のベンチに腰かけている時も要注意。シャツにヒメマルカツオブシムシの成虫が飛来することがあります。 淡い色に引き寄せられる習性があるので、白っぽい服を着ている時は特に注意しましょう。
3.洗濯物を取り込む時
ヒメマルカツオブシムシの成虫は花だけではなく、屋外に干している洗濯物にも飛来することがあります。
白っぽい洗濯物を干している時は特に気をつけるようにしましょう。
また、衣類害虫4種類ともの侵入のタイミングとなるのが、家の近くに鳥の巣がある場合。
鳥の巣は衣類害虫の生息場所となっているため、虫やその卵が洗濯物に付着する危険性があります。
■衣類害虫を家に入れないで!
衣類害虫による被害を防ぐためには、まず衣類害虫を家の中に入れないことが重要です。
帰宅時や洗濯物を取り込む際には服をよく払い、虫 が付いていないか確認するようにしましょう。
私たち人間が暮らす家は、温度変化が少ない上に食料も豊富で、衣類害虫にとっては屋外と比べると圧倒的に快適な空間です。
そのため、一度家の中に侵入するとそこを住処にして何世代も繰り返し、大きな被害が発生してしまいます💦
衣類害虫を侵入させないことで、被害を未然に防ぎ、大切な衣類を守りましょう!
【参考文献】
田中良子(2004)、「衣類の害虫と被害・保管について」『繊維製品消費科学』45巻、4号、p. 264-271。
中元直吉(1983)、「衣類害虫の生態とその防除(衣類害虫)」『家屋害虫』 15巻、16号、p. 52-70。
中元直吉(1997)、「3.虫害」『繊維製品消費科学』 38巻、8号、p. 416-423。
イカリ消毒株式会社HP「害虫と商品の情報サイト」https://www.ikari.jp/ (2022年9月13日アクセス)
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