01
Dec. 2022
真実は知らない方がいいこともある
ハロウィンが終わっていよいよ次はクリスマス!子どもたちにとってはプレゼントがもらえる大きなイベントなので、何をもらおうかワクワクドキドキの毎日でしょうし、家庭によっては、お父さんからのプレゼント、お母さんからのプレゼント…のように、色んな人から恒例でもらえるパターンと、どどん!とサンタクロースからのプレゼント一択!など、様々ですよね。
私自身は幼い頃から、両親&サンタクロースの2ルートからプレゼントゲット!のパターンで、おかげさまで中学にあがってもプレゼントをもらい続け、それがとても嬉しかったので我が子にもそうしたいな~と考えていたのです。
が!その考えは早々に封鎖されることに…。
すったもんだあった末、現在の我が家はサンタクロースからのプレゼント一択になりました。
ここでちょっと不思議なのが、親からのプレゼントよりもサンタクロースからのプレゼントの方が、なんだか自分が本当に欲しい、わがままの通ったいい物がもらえるような感覚ってありませんか?
私は子どもの頃、親に「何がいい?」と聞かれると、「なんでもいいよ」とか「普段から使えるものでいいよ」のように、親目線も考慮したお任せタイプだった気がします。(あまり具体的な商品名などは言った記憶がないですね)
でも、「サンタさんには何をお願いするの?」と聞かれると、少し値の張る、絶賛テレビCM放送中!のオモチャが欲しいと口にできたりしたんです。
…顔を知りもしない、会ったこともない相手なのに、気を遣うことなく欲しいオモチャを要求できるってある意味すごいですよね!?どう考えたって、サンタクロース株式会社(勝手に社名をつけました)は大赤字、もしくは強力なスポンサーがついているか、別の事業展開を成功させていない限り倒産は免れないでしょう(笑)
ではなぜ、我が家がサンタクロースからのプレゼント一択かというと、まだ長男が小学校にあがる前の冬のある日、「それで?サンタさんにはなにをお願いするの?お手紙書かなくちゃね」と言うと、やや間があって「…ママ。サンタはママなんだから、手紙書かなくてもいいでしょ。」と、なかば何バカなこと言ってるの?ばりの返しが・・・
なぜだ?何がどうなってこうなった!?
色んなことが頭をよぎりましたが、これがどうも、アニメでサンタクロースの正体を暴く回があったらしく、それに影響された模様。必死に取り繕う母を見て、長男は諭したように一言「そうだね!サンタさんはいるよね!僕、手紙書くよ」と紙とペンを握って笑ってくれました。
それからというもの、長男はもうサンタクロースの真実を知っている、けれど「サンタさんに手紙を書こうね」をつづける母と、サンタクロースにもう夢は見ていない、けれど「サンタさんに手紙を書くね」と嬉しそうな姿を見せる長男…。
いつものことながら明らかに長男の方がうわてです(笑)ここで親からとサンタクロースからのプレゼント2つになると気まずいので、双方歩み寄った『サンタクロースからのプレゼント一択』に落ち着いたわけです。細かくいうと、【グレーゾーンのサンタクロースからのプレゼント】ですね。
みなさんのご家庭ではどうですか?サンタクロースの真実…これは一生解かれることのない(のが理想)家庭内の難事件ですね。
どうぞステキなクリスマスをお過ごしください。
お読みいただきありがとうございました。
ダリア農家の後継者として株式会社ダリアジェンヌ 代表取締役を務め、地元宝塚市のナビゲーターとして
市のイベントPRをされるなどご活躍。
農村地ダリアの里に生まれ、17歳のときに宝塚音楽学校に合格。19歳で初舞台を踏む。
退団後は上京し介護福祉士として現場に勤務。
結婚を機に帰郷し故郷の過疎化にショックを受けたことで、地域特産のダリアの花や球根を活用した宝塚ブランドを立ち上げる。
現在 2人の男児の母親として、子育てを行いながら仕事を両立させている。
【専門家コラム】
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